ブログにも、マタニティー生活のことはほとんど書いていないが、というのも、ほぼ妊婦だということを忘れてしまうくらい、体調の不調があまりなかったのである。3月末まで仕事していて、頭が忙しく、あまり妊娠のことをじっくり考える時間がなかったのも私にとっては好都合だったのかもしれない。
去年の夏、日本縦断旅行から帰って来て、ややしばらくしてから妊娠に気付いたのだが、よくドラマで見る、「オエっ」はっ!もしかして!みたいな経験は全然なく、そういえば、月のものがいらっしゃってないなーと思ったのと、なにより「ワインがまずい」と感じ、気付いたくらい。結局妊娠中、一度も吐くことはなかったなぁ。
実は一昨年の年明けに流産するという悲しい経験をしていて、その時もつわりが全然なかったので、もしかしたら今回もダメだったりしてという不安が病院に行くまでつきまとった。こちらの産科は日本とは違い、妊娠に気付いた後も約9週以降に入らないと予約をとることができない。だから、だいたい1ヶ月ほどは、モヤモヤしたまま生活しなければいけないということである。そのモヤモヤに加え、「あっ!年度途中で仕事が中途半端になる!どうしよう!」なんてことが脳裏をよぎった私に、オットは「そういう考え方はすごく日本人っぽい」と言った。
9月末に初めての検診で心拍を確認。それからは、27週まで約1ヶ月おきの定期検診。27週〜2週間おきになり、3月末(35週)から1週間おき。超音波はまた別の施設に予約を入れなければならず、検診のたびに見ることができる訳ではなかった。それに、ドクターとの定期検診といっても、基本的には心音を確認して「何か質問ありますか?」と聞かれる程度のあっさりしたもの。特に問題がなかったので、毎回わりと短時間で終わった。
そしてその超音波。ドクターとは別の技師によって行なわれた。本来ならアメリカで3回程度しか超音波を受けられないらしいのだが、私の場合、胎児が小さめだったのと、逆子だったので、4月の上旬には週に2回、超音波と、心音を確かめるノンストレスレストに通わなければならなかった。これは、ちょっと得した気分で、あまり苦じゃなかったが、逆子になったり、横子になったり、頭が下に下がったりと、臨月だというのにアクティブに動き回るまだ見ぬ我が子に振り回される日々だったわ・・・。
↓これはノンストレステストのモニター。胎動を感じたらボタンを押す。しばらく動きがなかったら、「寝てる」ということで、おなかにブルブル鳴る機械を当てられる。すると、腹の子がビクッと起きるのがウケる。
ぐるぐる回った結果なのか、産まれた時、ムスメの首にはへその緒が三重に巻かれていたらしい。これは、もし普通分娩だったらかなり難産だったかもしれない。逆子でへその緒が三重って、もしかしたら昔じゃ助からないパターンだったのか?なんて思うとゾッとする。帝王切開は正しい選択だったようだ。健康で産まれてきてくれたことに感謝。
これは出産当日の腹。
2012年5月1日火曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿