2012年4月22日日曜日

アメリカで出産体験記 〜逆子・帝王切開編〜

かなり報告が遅れましたが、4月22日に無事に元気な女児を出産しました。これまで、いろいろな方のブログなどで出産体験を読ませていただいたので、一応、自分のも思い出せる範囲でここに記録しておこうかと。 

お腹の子は37週まで逆子だった。(逆子というより横子)予定帝王切開を4月20日に設定していたものの、37週の検診で頭が下と言われ、キャンセル。しかし、39週の検診でまた逆子になったと言われ、22日にまずは逆子矯正をし、それでなおらなかったら帝王切開ということになった。なおっても陣痛促進剤で即出産。(また逆子に戻らないように)というわけで、どちらにしても22日に出産ということに。 

出産当日。午前3時から断食しなければいけなかったので、2時半に起きて、納豆ご飯とクッキーを食べた。どこまでも食い意地が張っている我。 そして朝9時。ちょっと小雨が降っていたけど、Beth Israel Deaconess Medical Centerまで歩いて行くことにした。

病院に到着して受付。腕にIDタグをつけられる。待合室にはいかにも具合が悪そうな妊婦さんが多いなか、はしゃいで写真とったり、笑顔で団欒する私とオット・・・。 ややしばらくして、部屋に案内される。相部屋っぽいけど、日曜だからか私たちしかいなかった。病衣に着替え、ナースがいろいろ面倒を見てくれた。点滴の管を入れて、しばらく待ち時間。担当の先生登場!超音波を当てたらやっぱりまだ逆子。19日の検診に比べると頭の位置が右から左にずれてるんですけどー!そして、その時に私の胎盤が前にあるので、逆子矯正をしたら胎盤がはがれるかもという説明を受けた。は、はがれる!???赤子へのリスクがあるならやりたくないと、すかさず帝王切開の決意。

それからの待ち時間が長かった。水も飲めなくておなかすくし、なんか不安だし。 1時が近づいたところで、手術室に連れて行かれる。一人で。麻酔して準備終わるまではオットも入れないらしい。手術室の雰囲気ってどうもリラックスできないよね、当たり前だけど。ひとり、すごく不機嫌そうなおじさん先生(ナース?)がいて、なんだかナーバスになった。麻酔医がいい人だったのが救い。そして脊髄麻酔。思ったよりは痛くなかった。一瞬声がでちゃったけど、ナースが前にいて会話して気を紛らわせてくれたし、あっという間。そして、横になり、しばらくするとどんどん下半身の感覚がなくなっていった。先がとがったものででおなかをちくちくさされ、感覚があるかどうかを確認される。 

帝王切開の準備は進んでいるようだったけど、オットはまだ来ない。私の目の前に青いカーテンがひかれたところで、オット、給食のおじさんみたいなシャワーキャップかぶって、頭からにカメラ2つぶらさげて登場。ホッとしてちょっと涙がでた。 

ぎゅーっと押されている感覚はあるものの、痛みは感じない。でも手術室ですもの、あの無機質な感じがなんだか怖い。ややしばらくして、先生が「かわいい足!」という。赤ちゃんが出て来たようなので、オットにカーテンの向こうに見に行ってもらう。それから少しして元気な泣き声が聞こえてホッとした。それからは、私が見えないところで、いろいろ繰り広げられていたようだ。オットがへその緒を切ったり、体重や身長をはかったり。
私と対面したのは、数分経ってから。おくるみに包まれ,オットが抱いてやってきムスメ。私の胸に置かれた彼女は、ゆっくり目をあけた。ちょっと近すぎてよく見えなかったけど、温かくてつるつるの赤ちゃんの感触に感動。その間も、カーテンの向こうでは出産後の処置が行なわれているようだった。

しばらくして、また待ち合い部屋に運ばれる。 麻酔の後遺症なのかめまいがしてクラクラする。個室に移ってもめまいは治らず。やっと何か食べれると思ったのだが、注文した夕飯にはほとんど手をつけられず、リンゴジュースもアイスクリームも、吐いてしまった。吐くのは私だけじゃなくムスメも。羊水など、ちょっと血が混じったものを吐いているようだ。一度、私とムスメが同時に吐いて、オットがオロオロしていたっけ。ナースがちょうどそこにいたので、オットは慌てて私のところに来てくれたけど。 

意識が朦朧としていてベッドからも一切起き上がれないので、ムスメが部屋にいる時間は、私は授乳のみで、オットがおむつ替えなどをしてくれた。それにしても,オットの寝る簡易ベッド、かなり寝心地悪そう。

 ・・・・そんな出産1日目の記録でした。 5パウンド13オンス(2645g)と、小粒ですが元気なムスメです。今のところ、アジア寄りな気がする。予想はしていましたが。

10 件のコメント:

  1. おめでとうございます。

    時折、ブログを拝読させていただいておりました。
    お可愛らしいお嬢様ですね。
    すこやかなご成長をお祈り申し上げます。


      my

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    1. >myさん
      ご訪問ありがとうございます!不定期更新のブログですみません。
      今後ともよろしくお願いします。
      ・・・おなかの中で何度も逆子になっただけあって、かわいらしいというより、凶暴なムスメです。

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  2. Lobsterさん、おめでとーー!
    娘さん、めっちゃ可愛いじゃないですか
    手術の傷は癒えましたか?

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    1. >はとこさん
      コメントありがとうございますー。お元気ですかー?1ヶ月経ち、ムスメは今では「でぶ子」と呼ばれるようになりました。
      傷は最近になってやっと癒えてきました。いやー、切腹のダメージは予想以上に大きかったです・・・。はとこさんのブログにも後ほどお邪魔しまーす。

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  3. 感動の出産秘話を載せてくれてありがとう^^
    とっても可愛い赤ちゃんの写真をみて、ますます会いたくなりました!

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    1. >おえしちゃん
      感動?かどうかわからないけど、思い出せる範囲で一応記録しておきました。(mixiの消しちゃったんだけどね。とほほ)
      ぜひぜひ会いに来てねっ!いい季節になりましたね。

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  4. お誕生おめでとうございます!

    なんて可愛らしい寝顔なんでしょう!
    ベビーのパワーって本当に不思議・・・見ているこちらまで笑顔になっちゃう

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    1. >Madam Ballさん
      お久しぶりです!コメントありがとうございます。
      なんだかバタバタしているうちにもう1ヶ月以上経ちました。ムスメはなかなか凶暴で手強い人のようで、私はいつもベビー笑顔・・・とはいかないのですが(笑)なんとかやっております!

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  5. Lobsterさん~
    初出産、おめでとうございます!
    そして、お疲れさまでした。
    無事に出産終わってよかったです!!!
    ずっと気になっていたので安心しました♪
    私も帝王切開組でこの世に命を頂いたので
    ムスメちゃんと仲間です♪
    しかも、Lobsterさんと同じく脊髄麻酔経験者の私。
    その後何もなく元気なようで安心しました♪
    しかし、ムスメちゃんかわいい~
    全然、サルではないですね!やっぱりハーフの力?!(笑)
    本当に無事に出産できておめでたい!
    これからが本番!だと思うのですが、
    Lobsterさんと旦那様の大きな愛で包んであげてくださいね!

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  6. Lobsterさん!お久しぶりです。
    JaRiphinです。

    遅くなりましたが、ご出産おめでとうございます!
    とっても可愛い赤ちゃんですね〜!
    「アジアン寄りの顔」って書いてありますが、約3ヶ月たった今、どうですか?徐々に表情も出て来て、日々感動の毎日ですよね!
    寝不足の日々は過ぎましたか?
    娘ちゃんだけに、ダンナ様はデレデレなのでは?!

    ハワイの夏は日差しが強くて、たまらないけどボストンの方は過ごしやすい夏なのかな?
    お互いに子育て頑張りましょうね!

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