誕生日も食べてばかり

　三十路過ぎてから（いや、それ以前からかも）自分の誕生日ってけっこう直前まで忘れがち。幼い頃は「あと数時間でひとつ歳をとるから、今のうちに日記を書いておこう」とか、なにかしら行動を起こしていたもんだけど（１３歳の自分へ。１２歳の自分より・・とか。きゃ）、今となっては、なんとなくその日を迎えてしまう。歳を重ねることに抵抗はないが、重ねたことに対して盛大なお祝いは求めていない。（まぁ、８８歳くらいまで長生きできたら祝ってほしい気もするが）
　
　・・と言いつつも、なんとなくひとりでその日を過ごすのってさみしい気分。（何度も経験してるけどさぁ　苦笑）結婚のイイことのひとつは、いろんな記念日をささやかであろうとも、一緒に祝える人が身近にいることかもしれない。

　今年は誕生日が週末とぶつかり、私は朝からパジャマ姿とボサボサ頭のままボケっとしていたけど、オットは朝からなんだか甲斐甲斐しく（？）働いていた。ソファーにねっ転がってたら、オムレツとコーヒーがでてきた。ジムに行った後、彼はひとり買い物にでかけ、でっかい袋と花束をぶらさげて帰ってきた。

　刺身ランチ＆シャンパーン。 今日のサーモンは油がのりまくり。　魚屋からぶらさげてきたと思われる袋がごそごそ動いているなーと思ったら、生きたロブスターが入っていた。かなり元気で今にも襲いかかってきそうな勢い。びびり。 　オットはちょっぴり悲しそうな様子でロブスター（私じゃないよ）を殺害。
　彼が肉を食べなくなったのは健康と環境のためと聞いているが、他にも動物は自分で殺せないからっていう理由もあるのかな。しかしロブスターは普段から２人ともガツガツ食べてるしねぇ。意を決して（？）この大きなロブスターと格闘しておった。鍋の中につっこんだ後もちょっと動いてたわ・・・。

　出来上がったのはロブスターがモリモリ入ったフラ・ディアボロ パスタ。麺も手作り。どうりで時間かかってたわー。やっぱり飲みながら食す。 　・・・・とにかく１日中、食べて、飲んでばかりの誕生日。すでに、満足だったのだが・・・こんなにお腹いっぱいになるとは予想していないオットは、サウスエンドのレストランに予約を入れてしまったらしく、夜もどっぷり更けてから、膨満感のまま、トボトボとサウスエンドに向かったのであった。　つづく・・・

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